「しょうがないよ」
夏の終わりに出会った年上の女の人は、俺の長い話を
聞き終わった後にただ一言だけ、そう言った。
長い間、俺の中で答えの出なかった疑問に対して
いとも簡単に解答を提示してみせたその人は、
久しぶりに出会った俺よりも"上"の住人だった。
人と人は分かり合う事など出来ない。
ただ、重なった世界に同情するだけ。
So, I'm looking for anyone can see my world.
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