2007年08月18日

空色一直線。



汗の雫
虚ろな視線
ゆらゆらと揺れる蜃気楼

Stand up to run to the end of this way
More fast, more fast, more fast

突き刺さる空からの視線
悲鳴を上げる両脚
乾く口腔

At the end of this way, what would I found
to know it, I have to run till the way is end






夏のひとやすみの話に関する話。


もうかれこれ五年ほどwebモノカキをやっている俺なのだが、
webに文章を書き殴っている時は大抵ヒマを持て余しているか
現実逃避旅行の宿泊先に平面を選択した場合が大半なので、
言ってしまえばヒマな時に書く文章には忙しい時の俺の意見は
反映されないという訳だ。

逆に俺のweblogなどを見ようという方々はおそらくほとんどが
同じくヒマを持て余しているのであろう(忙しい合間を縫ってまで
読まなければならない程の価値はここにはないと自負している)、
そうすると「ああ、コイツもヒマだな」という同情的な意見ばかり
集まってしまう結果になるのではないか?

だがそれでは悲しすぎる。未だ多くはないとは言え、開設時に比べれば
読んで下さる人も増えているのだから、いくらユルさと適当さがウリの
無駄文章と言えど、そこにある社会的責任は無ではあるまい。
それ故に、たまには濃い話題を掲載することで屋内で腐っている
ダメな方々のケツを蹴っ飛ばす役目を背負うのも悪くはないと思うね。



そんな裏事情的なものを秘めつつ、
読んでも1ngも得しない俺の夏休み日記、
スタートです。





夏のひとやすみの話。



突然だが、休みの定義とは何だろうか。休みの対極に位置する単語、
それは仕事や勉強などといった所謂"work"ではないかと思う。
そういった務めを果たす為に走り、働いて疲れた身体を休める、
それが休みの役目だろう。一般的には。

しかし俺の場合は違う。あまりにユルい環境におかれているためか
世間でいう"休み"が常態化してしまっているのだ。

と、いうことは俺にとっての"休み"とは、世間で言うそれとは逆に
身体をフルに使ってくたくたになるまで走り回る時間こそが、
身体を休めることになってしまっている訳で。


そんな俺以外には全く価値のない思考を紡いでいたのは八月に入り
暑さも激しさを増した木曜日の話。翌日金曜には、講義が終了次第
新幹線で故郷・福岡へ帰還する手筈になっていた…が、しかし。
そんな俺の、のんびりな幕開けとなる予定であった"なつやすみ"は、
いきなり大波乱を迎えることになる。


***

「…しかしまあ、よくもこんなに人が集まるもんだな」

無事に休み前の講義の全日程が終了した金曜の翌日土曜日、
何故か俺は本来居るべき福岡の地ではなく、南芦屋のビーチに
立っていた。以前BBQ企画で訪れたその場所は、今は出店が
並び、提灯があちらこちらに下げられ、そして俺は浴衣姿。
360°どこを向いても人、人、人。無理もあるまい、
その日は芦屋市の花火大会の日だった。


***


俺が緊急に帰省の日程を変更せざるを得なかった背景には様々な
哲学的思考を要求するような出来事が起きたのだけれど、今回は
特にそれには触れることにはしないぜ。一言で言ってしまえば、
「言語による相互意思伝達の不完全生」とでもなるのだろうか。
ともかく俺は芦屋に居た。それが事実であり全てということさ。

経緯はともあれ、学部の友人であらせられる"黒髪神"かちおん嬢と、
チームのレジスタにして神戸スイーツ巡り隊のHIROKI氏の三人で
雲の少ない夜空に散る、イオン炎色反応の残滓を眺めていた。



ちなみにその日の朝、「花火大会に行くのに浴衣を着ないという
愚かな行為が生粋の日本男児たる俺に於て許されようか」という、
意味不明な信念に従って俺は浴衣を購入しに街へ行ったんだぜ。
その純和風なtraditional clothを購入するためには、
諭吉軍四個大隊の犠牲を払わねばならなかった。

いやもうめちゃくちゃカッコいいんだから!黒浴衣に白帯!

勢いで買った。後悔はしていない…が、花火に行くことがなければ
この出費もなかった訳であり、たらればを語るつもりはないのだが
それにしても今年は衣類に金銭を投入し過ぎな感があるな…


ちなみに黒髪神・かちおん嬢は黄色の帯が眩しい濃い紫色の
浴衣を着ていらっしゃっゆかゆかーゆかりーんゆかりんりん!
そしてHIROKI氏は私服。なんという非国民。

折角浴衣を買ったのだから、と二人に次の週の花火大会にも
行こうと約束を取り付けて解散。


***

そんなイレギュラー的突発イベントはあったものの、日曜の朝には
無事に実家へ戻ってきた。博多駅から地下鉄を乗り継いで、やっと
慣れ始めた新居への道を汗をかきながら歩く。今日は暑い日になりそうだ。
汗を拭い、エレベーターに乗り、八階にある家のドアを開けて、
ただいま、という俺の声にしかし出迎えてくれたのは
親父殿でも母上でも弟でもなく、犬だった。



「!!」


互いに驚き硬直したのは恐らく一秒もなかっただろう。だがしかし
「彼」の方が先に立ち直り、俺の方へと一目散に飛びかかった!
前日に慣れない下駄を履いたお陰で足に出来た傷跡を舐めまくる犬。
痛いんだが。しかし新たな家族との出会いにしてはあまりに唐突で
呆気なさ過ぎるような気がしないか?てゆうか他の面子いないし。

やれやれだ。


***

犬の名前はDIESELに決定したそうだ。愛称はディー。捻りがないな。
それはともあれ猫派である俺は犬の扱いに困りつつ、微妙に実家での
立ち位置が犬より下である空気を感じ取ってげんなりしていた。
と、俺の携帯電話が鳴る。助け舟的に高校時代の戦友から招集!

アメリカに留学が決定した"ダイ"氏のセルフプロデュースお別れ会らしい。

温泉に行って健康志向レストランでの食事、そして夜も更けぬうちに
解散というなんともジジ臭い集まりではあったのだが、まあいいさ。
なんせ卒業旅行に湯布院に行ったメンバーだしな。それにしても
久々にお会いした氏は相変わらずで、他のメンバーも相変わらず。
変わらない仲間と友情、と言えば響きはいいが、ここまで不変だと
ちょっと不気味だぜ。波紋とかそういう類いのものは自重してくれ。


***


翌日、月曜日。帰還後すぐに前述のようなユルい行事に参加した俺、
しかし遠くSeasideへと戻らねばならない俺は長い移動で疲れて
いたのだが、この日は以前から約束があったので夕刻に街へと出かけた。
他でもない、中学時代の三馬鹿で集まる日である。

焼き鳥を貪った後に腹が減ったと言い一風堂へと突撃。その後は
思考までも中学時代に戻ったかのようにゲーセン行こうぜという
若々しい思いつきに従い小銭をデカい筐体に投げ込んできた。

三馬鹿の一人たるまーくん氏はmixiで連絡を取っていたので特に
久しぶりであるという感覚はなかったのだが、もう一人のバカたる
勘太郎氏に会うのは実に久しぶりで、しかし背は伸びていたものの
中身は相変わらずアホだった、と恐らく三人全員がお互いに同じ
感覚を持っていたに違いない。つまるところバカは死ぬまで
治らない、ってわけさ。


***


さらに翌日、火曜日。深夜までケラケラと笑っていたワリには、
爆睡したおかげですっかり体力も戻っていた。そうこなくては。
今日は待ちに待った、庭球部集会の日なのだから。

終結、丘の上ハイスクールの誇る変態達。

鶴氏プレゼンツの今回はまず高校前に集合、リューマ氏の
サプライズ参加に皆で一通り笑い転げてから寿司屋でランチ。
幹司氏のコネがあったのか爆安と言うべき値段で腹いっぱい、
腹ごしらえも済んだ所で鶴氏&せう氏の運転で渡船場へ。
フェリーに乗って能古島まで三十分弱の船旅である。

島へ着くなりバスを間違え何故か山の頂上に着いてみたり。

島民様の好意に甘え、タダで浜辺まで送ってもらうことに
成功した後はソッコーで着替えて海にDIVE!!!!そこからは
ジャンプ台から海へとガンガン飛び込んだり、昨年に比べ
体力の低下を敏感に感じ取った人々は戦場を陸地に変更、
ビーチバレーに興じたりする。人間ネットを張ったりもする。
トライアスロンレースをやってみたり(ちなみに俺金メダル)、
ビーチボールでビーチサッカーをやってみたりと大はしゃぎ。
特に最後のサッカーは滅茶苦茶燃えたね。

相変わらず人の良い笑顔を張り付けた太郎氏と、
相変わらずへらへらとニヤけるゆふき氏と、
相変わらずケラケラと笑い転げるせう氏と、
相変わらずテンション低いのか高いのか分かりにくいB&A氏と、
相変わらず軟体動物のような動きをするsowe氏と、
相変わらず誰よりも漢らしい姐さんと、
相変わらず亀梨よりカッコいいリューマ氏と、
相変わらず下着一枚で宙を舞う鶴氏。

何故俺が高校でサッカー部に入らなかったかは分からないけど、
俺はテニス部に入って、こいつらと仲間になれて本当によかったと、
まあたまには思わないこともないさ。


***


その後、ダイ氏にowner氏、ふくらむ氏も加わって宴会。
史上最強にヒワイな宴が繰り広げられる。

セフセフとアウアウで言えば間違いなく削除対象
自重しろよという誰かの声も歓声にかき消されていく。
ま、たまにはこんなのもいいか。
なんつっても楽しいしね。

宴会終了後は宿泊メンバーだけオトマリ。しかし昼からの
疲れが老体には堪えたのか、次々に倒れるメンバー達。
ま、当然だわ。


俺もその例に漏れず夢を見ることもなく爆睡した。
でも今は、夢なんて見る必要はないよね。


***


翌朝、皆と別れを告げ、俺はせう氏の車に便乗して彼の実家に
ほど近い祖母の家へと向かうことにする。その道中、同乗した
ゆふき氏とリューマ氏の四人で(偶然にも関西支部集結である)
一風堂で拉麺を食す。俺は今週でこれが三回目なのだが、
不満はないさ。美味いものがたらふく喰えるのは幸せだよ。

祖母宅へ。いろいろとお話をしたりしているうちに、親父殿が
迎えに来てくれる。

夕刻、実家へ戻ると幼馴染みのShin氏から連絡が。ヒマだと
言うので家に来たらどうだと言うとなりゆきでその母上様と
妹様もやってきた。こちらもお会いするのは久しぶりである。
我が家の新入りは突然の訪問者に吠えることもなく、可愛がる
妹様にじゃれついていた。これだけ人懐っこいと番犬の意味が
ないじゃないと母上は仰っていたが、オートロックで厳重監視の
高層マンションに番犬を買う必要はあるのだろうか。

夜、家族四人でNew-Westの街に飲みに出かける。
しかし子供連れで飲み屋をハシゴする親ってのはどうなんだ?


***

翌、木曜日。この日は母上のご友人にして俺が幼少より
お世話になっている方が家にやって来る日になっていた。
直前まで家の片付けに躍起になっている母上の代わりに、
駅までお出迎えに行った俺が家に戻る頃には、家が綺麗に
なる代わりに俺のシャツは汗でぐっしょり濡れていた。
お土産を貰ったり近況報告をしたりお話を聞いたり話したり。
昼食には俺の手製パスタを振る舞ったりした。


ちなみに関西基準で麺を茹でたら柔すぎると母上と親父殿に
キレられた。文化の違いか…と、豚骨ハリガネおかわりDADADADADA!!


お客様は夕刻までおられるということだったのだが、せう氏が
ヒマだヒマだと言うので家に招待することにしていた予定を
繰り下げて、その前に氏のBMW Z4でドライブへ行くことに。
先日の部集会で耳にした芥屋海岸へ行ってきた。

高速乗ってひとっ飛び。流石に独逸車は違うな。

志摩を抜け、海岸線を走っていると右手に海へ沈む夕日が。
「急げ!沈む!沈む前に海岸へ!」と爆走するロードスター。
なんとか日没直前に海岸へと辿り着き、美しい光景を
目の当たりにすることが出来たのでした。

野郎二人で夕日へドライブ、って字面だけ見ると
なんか傷心旅行みたいだな、と俺がこぼすと、氏はニヤリ。
スタバのことか…スタバのことかぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!

その後、氏を我が家に招待、晩飯をウチのアホ家族と共にし
彼は再びBMWのスポーツカーに乗って太宰府へと戻っていった。
俺の携帯を乗せて。


なんと携帯電話を氏の車に乗せたままにするという大失態。
何故俺の帰省にはこう、トラブルが着き纏うのだろうか…
ここまで来ると何かオヤシロサマ的なものではないのか…


***

翌日、金曜日。両親様の仕事も始まり弟は体育祭の準備といい
学校へ出かけ、家には俺とディーの二人だけである。しかし
特に俺は彼に構うことなく、一人で黙々とニコニコ動画。

「くぅーん」
「待て、もうすぐ瑛花さんが発進するから」


***

夕刻、携帯をせう氏から受け取りに天神へ出かけるも、ふと
何もすることがないことに気付き愕然とする。金がないので
服も買えないしABCは閉店してしまい雑誌も買えないし、
ホークスが負けたのでHMVはポイント二倍にならないし、
仕方がないのですごすごと百道浜へと戻ることにした。

家へ戻ると、早くも親父殿が帰っていた。どうやら母上は
今日は飲み会だそうで(歳を考えれば自重すべきではないか)、
三人でレイトショーの映画でも観に行こうぜということで
自転車で福岡ドームへ行ってOCEANS 13を観てきた。
基本的にキャスティングを楽しむ映画と割り切っているけれど
今回も非常に面白かったよ。

やっぱブラッドの兄貴はかっこええ。
ジョージも好きだなー。


***

さて、そろそろ帰らねば。珍しく短期帰省で名残惜しいけれど、
土曜日は約束していた花火大会だから…あれ?メールだ…




…中、止?




俺の浴衣は…浴衣はどうなるんだ…?
諭吉…嗚呼…





とまあ、こんな感じで俺の夏休み第一週目は終わろうとしている。
まだまだしばらく休みは続くけれど、こんな風に充実した休みが
続けばいいなと思うね。


最後に、関係各者の皆様へ深い感謝を。
ではまた次回。

posted by iNut at 03:26| バンクーバー ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文章naaaaageeeeeeeeeeeeeeeeeee!

たった今東京にカムバック。楽しかったぜ福岡。
Posted by まーくん at 2007年08月18日 12:02
>too long
すんませんほんとすんません

お帰りなさいませご主人様!
Posted by りー at 2007年08月18日 12:27
暇人じゃないから、書き込みにくいな・・・。

浴衣載せろよ。
Posted by 3-pole at 2007年08月19日 19:23
嗚呼、諭吉‥
いやほんまかっこよかったなぁ浴衣姿。
Posted by kaori at 2007年08月19日 21:35
>うpキボン
やめておくよ。大量のファンレターを捌くのは結構大変なんでね。

>万札に捧ぐレクイエム
ありがとうございます。宣言した通り、
浴衣イコール俺くらいの勢いで着たいと思います。



なんかこう、絶望先生的な。
Posted by りー at 2007年08月19日 23:59
俺もモントリオール旅行から昨日帰還しただぜ、お前いつこっちくるんだぜ?
Posted by アキラ at 2007年08月20日 07:45
>トゥーザメイプルランド
個人的には冬に侵攻予定なんだぜ?
すいーっと滑りに行こうかと思っているんだが。
Posted by りー at 2007年08月20日 12:23
『旅行の宿泊先に平面を選択』

夏休みの思い出的な文を書かなくてはいけない弟の宿題に使わせていただきます。

浴衣に諭吉……。
頑張りましたね。
もう夏の間毎日着るといいですよ。
Posted by ふくのいゆず at 2007年08月21日 00:55
>intothe2D
いやほら、弟君は、その…
平面と言っても三次なんでしょう?


…ですよね?


浴衣、季節感とか場の空気とかまるで無視して着ますとも。
Posted by りー at 2007年08月22日 09:09
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